PMPの受験の流れ、申請資料の最新情報(2020年12月最新版)

今日の記事では、PMPを取得するまでの道のりの概要(2020年12月受験・最新版)について記載しようと思います。

PMP (Project Management Professional)とは、プロジェクトマネジメントの専門家であることを証明する資格で、米国のプロジェクトマネジメント協会であるPMI (Project Management Institute)が認定する国際資格です。受験者のプロジェクトマネジメントの経験や知識だけではなく、マネジメントに対する姿勢などの実務的な内容も問われます。

 

日本語を始め各国の言語で受験できますが、米国発祥の国際資格だけあり、アメリカで働くビジネスマンたちの間でも知名度は非常に高いです。

(話した人みんな知ってました。ここまで知名度が高いと、やりがいがありますね)

私はとにかく自分のスキルをアピールするため&一度体系だったプロマネの勉強がしたかったこともあり、2020年7月に受験を決意。無事に2020年12月に取得することができました。

なぜブログに残そうと思ったかと言うと、PMPの受験資格や申請資料の要綱って頻繁に変わるんです!

実際に、私も2020年6月の申請要綱の改訂のお陰でかなり苦戦しました。

この経験をシェアすることで、少しでもこれから受験される方の負担が減ると良いなと思います。

 

それでは2020年12月受験の最新版です。

PMP受験までの流れはざっと以下の通りでした。

①受験資格の確認(2020年6月に改訂)

 ・大卒の場合は36か月間のプロジェクトマネジメント経験

 ・大卒以外の場合(専門学校や短大卒)は60か月間のプロジェクトマネジメント経験

ポイント:2020年6月の改訂で3500時間、7500時間などの時間数の縛りがなくなり、シンプルになりました。一方で、プロジェクトマネジメント時間の換算時、同じ時期に2つのプロジェクトを掛け持ちしていても、どちらか一つしかカウントされないことに注意してください。

 

②研修を受ける

 ・PMI公認の研修を公式時間35時間分受講する必要があります

 ⇒私は第三者機関のE-learningを受講しました。価格は5万円程度でした。

ポイント:2021年から要綱が変わったようです。情報を入手できたら追記しますが、申し込みの前に公式時間に認定されているベンダーかご確認ください。

 

③受験資格を申請する(鬼門)

 ・実際の申請は米国PMIのWebサイトから行います(全て英語!)

 ・36か月間もしくは60か月間のプロジェクトマネジメント経験について、英語で述べる必要があります

 ・プロジェクトの目的、結果、申請者のプロジェクトにおける役割・責任と申請者の主要成果物について200~500 wordsで記述します

 ・抜き打ちで監査があるので、ここでしっかりプロジェクトマネジメント経験があることを記載しないと、監査対象に選ばれるかもしれません(実際の基準は公開されていません)

 ・提出後は監査対象に選ばれなければ5日程度でApproveされます

ポイント:全て英語での申請のため、もともと鬼門とされていましたが、2020年6月の改訂で、出願の際に記載するプロジェクトマネジメント経験の記述量が大幅に増加(300~500文字⇒200~500 words)しました。

 

④受験費用の支払いと、受験日程の選択

 ・会員になる場合は合計で553.94ドル、ならない場合は555ドルです

 ・費用はあまり変わりませんが、不合格で再試験を受ける場合の費用が安くなります

 ・試験会場はオンラインと、テストセンターを選択できます

ポイント:私はオンライン受験でえらい目にあいました。これも後々の記事で・・・

 

⑤受験!

 ・200問、PCを使用した4択選択式の試験です。所要時間は4時間です

 ・回答完了ボタンを押すとすぐに合否が分かります

 

以上がPMP受験そしてCertification取得までの流れです。

お陰様で私は1回目の受験で合格することができました。

 

今後は申請資料作成のポイントや、オンライン受験の注意点について別の記事にまとめたいと思います。